ドルステのオタクがドリフェス!とDearDreamに夢を見た話。

武道館ライブから1週間が経ちました。早いな〜。

自分の今の気持ちを忘れないためにも何かしら書き残しておきたい気持ちで書き始めているので、特にこれを聞いてほしいみたいな主張はないけれど。

未来の私が青春を振り返る事が出来るようにしておいてあげようと思う。



➖出会った頃の話➖


ドリフェス!と出逢ったのは、2016年末頃。

そう、アミューズHANDSOME LIVE、通称ハンサムです。

多分3次元寄りの人は同期が多そう。だってあんなの好きになるよね〜わかる。

当時は、7人で歌うDream Greetingとか、シンメとKUROFUNEで踊るユレルMIDNIGHTとか、どんだけレアいもの観てるのかわかってなかったんです。

あぁもう、もったいない。戻りたい。

後にBATTLE LIVEで株元くんが「初めて7人で歌った思い出の曲」と言ってましたが、何も知らずにその瞬間に立ち会っていたのがドリフェス!との出会いでした。


私がアミューズのオタクかと言うと、近年は全くで。都合が合う年にはハンサムに行くくらい。だから知らない子もいたりして、ハンサム塾を予習のつもりで見てました。

そこでDearDreamのユニット名を覚えました。

存在は知っていたけど、それまで「アミューズは何を始めたんだ…」「なんでみぞたくちゃん?」「FROGSの双子ちゃんみたいな2人の片方の子だ(三本くんと将熙くんが可愛かった記憶はあるけど見分けがつかない)」「きみちゃん?株元くん?なんでそこ??」くらいにしか気に留めていなかったです。ごめんなさい。

あとは、ブラステ(舞台『BROTHERS CONFLICT』、名作です)の客席通路で歌う富田くんの目が泳ぎまくっているのを見て「この子は本当にアイドル活動が出来ているのです…?」と心配になったくらいです(実質その頃は私が思ってるほどアイドル活動していなかったんですけど)


まぁそんななので当然曲も知らない。でもDearDreamとして出るからには持ち曲をやるんだろう。知っていた方が楽しいに決まってる!と、オタク持ち前の自分が楽しむための努力は怠らない姿勢で、ファンミ01の映像を見ました。

ライブパート、1日で10回くらいリピりました。楽しいものを見つけたのかもって予感がしました。

彼らのパフォーマンスは荒削りだけれど一生懸命なのは伝わるし、今思えば必死だったんだろうけど、みんな笑顔だった。

まぁでも、この時点ではどちらかというと曲やライブの雰囲気の方に魅力を感じていたかなぁ。

ど直球の、希望とキラキラに満ちたアイドルソング。コーレスも振りコピも、出来たら絶対楽しい。

ハンサムで観るのが楽しみになりました。


楽しいものを見つけたのかもという予感は、無事にハンサムで確信に変わりました。

こんにちは、新しい世界。

ただいま、アミューズ


手始めに、軽率にアプリを始めました。

たしか、クリスマスイベント開催中でした。サンタコスチュームの圭吾くんのイベントアイコンが表示されていた気がする。

まだ不慣れながらに、お正月イベントか何かでチヅのインペリアルガーディアントップスだけ手に入れたのを覚えてます。新規でもポイント報酬なら頑張れば全員分取れたじゃん?!と後々後悔しました。

初めてマトモに読んだイベストが雪の祭典なので、ドリフェス!の様子がおかしいということにはわりとすぐ気付けました。

そもそもアイドルの衣装に全身スキーウェアを用意して踊らせてる時点でわけがわかりません。そういうところが大好きです。


アニメ1期を一気見しました。アニメは普段全く見ないので、噂に聞くほど声の芝居は気になりませんでした。

ずっと泣いてました。

何この光のアニメ。

何この光のアニメ!!!

今からでも遅くないから未見の人はマジで見たほうが良い。アイドルは最高だ。


ドリフェス研究室のアーカイブを見漁りました。

すぐにみんな大好きになりました。


ハンサムの後にはファンミーティング02が控えていましたが、チケットはすでに完売。行ってみたかったなぁなどと思っていた矢先。

高校時代の友人らと集まった際、なんとドリフェス!をかじっている子がいました。しかもファンミのチケットを持っていて、妹が行けなくなったから一緒に行かない?と言うではありませんか。

感じてるんだDestiny…!

にわかもにわかですが、ファンミ02は本当に楽しくて、1stライブのお知らせに大興奮しました。


この時点で今までワンマンライブをやったことがなかった事に驚いた記憶があります。

後によくよく歴史を学ぶと、自分は彼らとファンがツライ時期を過ぎてようやく花が咲き始めるくらいのタイミングで出逢えたんだとわかりました。

どうも、ゆとり世代です。



➖そしてオタクへ➖


その後は普通にオタクしてきただけなので時系列で振り返ることはしませんが、いつだって楽しかったです。


3次元オタク10年選手なので、2次元寄り…声優寄り?のイベントは文化が違いすぎて常に新鮮な気持ちで。

勝手がわからなくて大変なこともあったけど、新しいところに行くのはいつもワクワクしました。

2次元側からのファンの人達が彼らをきっかけに舞台とかに足を運ぶのも、そんな気持ちだったらいいなぁ。


初めてiTunesカードを買いました。

得意な譜面はSymmetric Love!苦手な譜面は真夏色ダイアリーとFEEL YOUR SKIN!

好きなドリカはフラッグドリームシリーズとドリームミーティングシリーズ!

ハウリングウルフマンのいつきくんが出なくて出なくて結局アプリ終了間際の大放出セールまで出なかった事も良い思い出です。嘘です。排出率の偏りだけは本当にしんどかったです。


DCDで推しのサイン入りCS自引きした時の感動は今でも覚えています。震えた。

その辺のゲーセンの筐体から推しの直筆サイン出てくるのってやばくないですか?いや、やばいだろ。

Chivalric Romanceのセンター推しにするのめっちゃ好きでした。


アニメ2期はリアルタイムで見れて、毎週それを楽しみにあっという間に1週間過ぎていた気がする。

ACEが好みすぎるので、2次元側にいるはずのDFプロオタクの私はACEから流れてきたDearDreamのファンで、元推しは智景くんという設定です。

最終話のドリフェス会場で「あぁ〜やっぱACEもまだ好きだよ〜〜;;」とか言ってる。多分。


出す曲出す曲名曲揃い。

一番好きな曲なんて決められない。

でも思い入れがあるのはユメノコドウかなぁ。リリースからずっと、現場でリアルタイムで毎回毎回聴いた曲。

うん、でも本当に、好きな曲なんて挙げたらキリがない。


コラボカフェとかもなんやかんやたくさん行ったなぁ。

いつきくんを推してると甘いものばかりなのがちょっと試練でした。

メロンパンはパフェに刺すもの。もしくは頭に乗せるもの。メロンパンの常識を変えるアイドル。



➖5次元に見た夢➖


唐突ですが、ネルケプランニング(某テニスとか刀のミュージカルやってるとこです)のオリジナルコンテンツに、アイドルステージ通称ドルステというものがあります。

1時間くらいアイドル達のストーリーを上演し、そのまま続けて1時間くらい彼らのライブをやる、舞台作品です。

私はそこのオタクでした。キラッキラな優しい世界で、そういう根っこはドリフェス!と似ていると思います。

少し特殊な世界観なので詳しくは説明しませんが、そこにおいては「役者が役を演じる」概念はタブーです。劇中のアイドル達はリアルな存在であり、役者達はその友達であったりファンであったり。

特殊な世界観だからこそコンテンツへのオタクの愛は深かったけれど、ものすごい閉鎖空間でもありました。

私はそのコンテンツに救われてきた人間なので、その世界観は絶対で、自ら壊す事はしません。

でも、一役者のファンとして、大っぴらに「出演作です」と言えない、本人としての言葉が発せないというのは少しだけもどかしいものでもありました。


そんな畑から来たので、最初はドリフェス!が「2.5次元」を称しているものの、なんというか、こう、方向性がフワッとしていて(笑)戸惑った!

声のキャストだけど、イベントでは本人達として名乗って、でもキャラと同じグループとしてパフォーマンスをする。

すごい曖昧!

そもそもなんか2.5次元の定義違うし!


それらを解決したのが、ミラクルワード『5次元』。

最初は何事かと思いましたが、これがなきゃドリフェス!はここまで来れなかったと思います。

1stライブでキャンディブロックシリーズがお目見えするまで、(DFジャケットは別として)2次元と3次元でライブ衣装を合わせなかった理由は知りません。予算的なものかも。

でも個人的には、3次元が「着れるようになった」のがあの頃なんだと思っています。

きっと始めから同じ衣装を着ていたら、キャラと同一視されて2次元に負けてしまった。3次元の彼らが2次元とは別物としてファンに受け入れられたからこそ、同じ衣装を着る事が出来たのだと。

『5次元』は、紛れもなく彼らの努力ゆえの結果論なので、大好きな言葉です。


先述したドルステの話に戻りますが、ドルステのアイドルにいつまでも会えるかと言ったら、NOです。なぜなら関わっているのが役者だから。

彼らはアイドルを目指しているわけではない。役者として売れなくては困るんですよ。

そりゃそうだ。人生かかってるんだもの。

他に大きな仕事があるならば、いつまでもその世界に縛っておくわけにいかないのは当然です。


同じなんですよね。

ドリフェス!も同じだとわかってました。

だから最初から、いつかが来るのは覚悟をしていたはずでした。


でも、あそこでは絶対に見れなかった夢を、つい少しだけ、DearDreamに見てしまったんです。

彼らは役者だけど。でもアーティストとしても、続けていけるのではないかと。

もちろん、ドリフェス!プロジェクトなしに彼らがアーティスト活動することはないだろうということはわかっています。

わかっていても、5次元は夢を見せてくれました。

ドリフェス!というコンテンツの中にあっても、彼らが彼ら自身としてステージに立っていたから見れた夢です。



➖10月21日のその先➖


武道館ライブ、すごかったですよね。本当に。

3年前まで歌もダンスも大して経験のなかった若い役者の子達だなんて誰も思わない。


最後のMC、このまま溶けて消えるのかってくらい泣きました。

私には壮馬くんの言葉が強すぎて受け止めきれない事がたまにあるけど、その前に郁くんと将熙くんが素直な感情でこちらの気持ちに寄り添ってくれて、富田くんと琢矢くんが丁寧に気持ちを伝えてくれて、だからこそ壮馬くんの言葉が絶対になるんです。

我々自慢のセンター様は本当に強いです。

壮馬くんがイケますか?と言えばイケるっしょと言うしかなくて、イケるっしょと言えばイケるっしょなのです。

イケるっしょ。


彼らは堂々とそれぞれのソロを自分のカラーで一色に染まる武道館で歌い上げ、この3年間は彼ら自身の、かけがえのない経験だったと、誇りだと言ってくれました。

本人達の言葉でそう伝えてくれるのって本当に幸せだなぁと感じました。

彼らはアイドル役を演じながら、彼ら自身も立派にアーティストでした。

アイドル役を演じていたから声優として武道館に立ったんじゃない。DearDreamとして、彼ら自身が武道館アーティストになったんです。


私がこの数年小さく抱えていたもどかしさにも、5次元が理想を示してくれたように思います。


もうとっくに私の夢は叶っていたのかもしれないし、或いは本当はもっと先があったのかもしれないけど、どちらにしても彼らが連れてきてくれた明日にいる今、暗い気持ちはありません。



➖武道館で待ち合わせ➖


この言葉、天才ですよね。

ファイナルライブの話題になるとファンがシュンとしてしまうのを、優しすぎる彼らが感じないわけがないんです。

しんみりさせたくない、でも「楽しみにしていて」と言われて複雑な気持ちも知っている。

そういう時に将熙くんが言うんです、「武道館で待ち合わせねっ」と。

シーパラでのトークショーで一瞬シュンとした場の空気をこの一言で吹き飛ばした時、本当の意味でのアイドルってこういうことなんだと思いました。

アイドルってすごいです。


武道館の翌日、将熙くんが「3月5日からようやく前に進めた気がする」と言いました。

3月5日。ファンにとっては忘れもしない日付。3月5日ってタイトルの曲が出来ててもおかしくないです。

でもね、普通向こうは覚えてないですよ。活動休止宣言が3月5日だったなんて。

それだけファンの声に耳を傾け、全部受け止めて、寄り添って、この半年を過ごしてきてくれた。

ファンと同じ目線で一緒に苦しんでくれて、「せーの」で一緒に明日へ来てくれて、ありがとう。


もちろん他の子達だって同じです。

本当に誰一人例外なく優しくて、それぞれの考えで、やり方で、ファンを思い遣ってくれていた。

ここまでDearDreamのことばかり書いてますが、もちろんKUROFUNEの2人も。


途中からだったけど、彼らと一緒に夢が見れて本当に幸せです。出逢えて良かった。

これからも、DearDreamの名前を呼びます。

シンアイなる夢の五つ星。



おわり。